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地域農業を創生する地域農業

投稿日:2018年2月5日
カテゴリー: その他の話題

 「地域農業を創生する地域農業」をテーマにしたフォーラムが2月1日、甲府・県立図書館で開かれました。

 

全体

 

 このフォーラムは、サンニチ印刷が主催する第36回ネクストウエーブフォーラムとして開かれたもので、当日は大学教授やシェフらが農業の6次産業化の進め方や山梨農業のあり方などについて講演しました。

 フォーラムには、県や市町村の農政担当職員や農業団体の職員ら約160名が参加し、熱心に聴講していました。

木村さん 「地域農業はクリエイティブだ!」と題して基調講演を行った東京農業大学教授の木村俊昭さんは、日本地域創生学会の会長も務めていて、週末を中心に全国各地で講演を行っているそうです。

 木村さんは、地域創生への提言として、「人財の養成」と「五感六育」、それに「ストーリー台本」が必要と話していました。経験・実践・広い視野を持った人財でなければイノベーションを起こすことはできないので、そうした人を養成する人財塾が必要。また、地域を変えるには変える力が必要として、地域を五感(見る・聞く・嗅ぐ・触る・味わう)で捉え、六育(食育・遊育・知育・木育・健育・職育)で実現することが重要。

 それを具体化するために「ストーリー台本」を作成して行動に移す。ストーリー台本づくりで必要なのは①情報の共有(目的・目標・使命)、②役割分担(パートナー・ブレーン)、③出番創出、④事業構想などで、そのほか、強みや弱みなどの自己分析も必要と話していました。

 また、地域創生の成功事例として、鹿児島県鹿屋市串良町柳谷集落の「行政に頼らない村おこし」と、茨城県行方市の企業と連携した「夢のある農業・素敵な農業」づくりなどが、ビデオで紹介されました。

 「食材王国 やまなしの魅力を引き出します!」と題して講演した、山梨在住のフランス料理のシェフ淺野正己さんは、必ず山梨ならではのやり方があるはず。東京から見て、山梨の土地柄や野菜作りの人が出てこない。ただ単に、有機農業をアピールするのではなく、この野菜にはこういう特徴があるというものを作らなければだめだ。ヒット商品は狙って作れるものではない。沢山作らなければデータは生まれない。プロダクトアウトやマーケッティングがあって生まれる。「こうしたらおいしい野菜が作れる」という技術があってもいい。

 東京では何でも手に入るが、素材感に欠ける。原産地からおもしろいことができるだろうと、大地と野菜の一体化したイメージの伝わる山梨に定住を決めた。山梨で美味しいと思った野菜はビーツ。ズッキーニだって、10年くらい前には店頭になかった野菜だ。掘り起こせば変わった野菜もあるはず。山梨は耕地が狭いので、差別化することが重要。おいしさを追求する農家が増えてほしい。これからは本物志向の時代で、インチキものは残らない。もっともっと突っ込んだやり方があるはず。と山梨農業にエールを送った。

 このほか、北杜市の「フードバレープロジェクト」の取り組みや、山梨県における6次産業化の現状についての講演も行われました。

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