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種なし葡萄発祥の地

投稿日:2018年7月2日
カテゴリー: その他の話題

 露地デラの出荷がはじまりました!デラ

 

 

 

 

 デラといえば、この間、笛吹市春日居町で、「デラウェアー 種なし葡萄発祥の地」と書かれた碑を見つけましたので、ちょっとご紹介します。

碑

 

 現在ではデラウェアは、ジベレリン処理で種なしにするのが当たり前ですし、消費者ニーズもあって他の品種も無核化が増えていますよね。この技術の裏側も、いろいろとあったようです。少し調べてみました。

説明

 

 水稲の病気で「ばか苗病」(Gibberella fujikuroi)という病気があります。正常な苗よりもヒョロッと丈が長く、分けつが少なく、枯死してしまう苗が混じる病気です。大正から昭和にかけてこの研究に取り組んだ結果、ばか苗病菌が分泌する毒素が植物を徒長させることが明らかになりました。この毒素が植物ホルモン「ジベレリン」です。

 水稲では害となる病原菌が分泌した物質が、ブドウの肥大と無核化に利用されているなんて驚きですね。(NOSAIの水稲種子消毒では、テクリードCフロアブルでこの病気を予防しています。)このほか、かんきつ類の落果防止などにも利用されています

 

 戦後、ブドウなど農産物を対象に「ジベレリン」の利用試験が活発に行われるようになりました。

 もともとは、種なしブドウを作ろうとしたわけではなく、デラが果粒の密生により裂果しないよう、「穂軸を長くして摘粒の手間を減らし、収量を上げよう」という試験だったようです。ところが、この試験中に偶然種なし果が見つかり、種なしブドウ作りに方針が変更されました。

 その後、山梨県のブドウ農家によっていち早くこの技術を使った種なしデラが消費者に届けられました。山梨県果樹園芸会は全国産地に呼びかけ、無計画な生産拡大を抑え、品質のよい種なしデラを着実に増やす作戦をとり、今日に至るようです。

 

もっと詳しく知りたい方はこちら↓
公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会HPに、農業共済新聞から転載された記事が載っていますので、読んでみて下さい。
https://www.jataff.jp/senjin/jibe.htm

 

 この碑がある場所は、当時の試験が成功し種なしデラが実った山梨県農業試験場果樹分場の跡地だそうです。(ホテル春日居の東側です。)

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