農業者ごとに、農産物の販売収入全体を対象とした国のセーフティネットです。自然災害や価格低下だけでなく、農業者の経営努力では避けられない様々なリスクのよる収入減少を補償します。新しい作物の導入や販路の開拓にも取り組みやすくなる「チャレンジする農業者を応援する保険」です。
農村では昔から共同作業や困ったときの助け合いが行われてきました。自然災害に常にさらされていた農家の知恵です。この知恵を共済保険の仕組みに取り入れたのが農業共済制度です。
農家が掛金を出して共同財産を積み立て、災害を受けたときにはその共同財産から共済金を受け取る仕組みです。食料の安定供給、国土・環境保全という役割を農業が果たしているため農業共済制度は国の農業災害対策として運営されています。
まち・むらとNOSAIを結び、農家の皆さんとNOSAIとの間のパイプ役を、また農業保険事業を通じて地域活動のリーダー役を担っていただいています。
農家の皆さんが安心して農業経営に励むことができるように、災害時に十分な補償が受けられる加入の仕方・加入金額などについてアドバイスします。
NOSAIが実施している農業保険事業の内容を多くの農家の皆さんに正しく理解してもらうための普及をします。また、損害防止事業やさまざまな農業支援事業を実施する主体になります。
水稲共済や果樹共済の加入申込書や、損害防止事業の申込書をとりまとめます。また、被害があった方に損害通知書や野帳などを配布します。
NOSAIが発行する広報紙を農家の皆さんに配布し、事業の状況やNOSAIの考え方を広く知らせます。また、地域の情報をNOSAIへ伝え提言します。
災害が発生したとき加入者からの連絡を受けたり、農業保険事業に関するさまざまな相談、意見を聞いたりする「NOSAIの地域窓口」です。迅速・適切に対応します。
災害が起こったとき、損害の程度を調査するために損害評価を行います。この制度を公平・適正に進める上で大変重要な仕事です。地域的な利害にとらわれず、大局的見地に立って処理します。
集落(地区)ごとに組合員の中から、組合長が理事会の承認を得て任命します。(地域によって、共済部長と損害評価員を兼務している場合があります)