お米の収穫真っ盛りですね。
今年の作況は平年並みということで、新米楽しみです。
さて、郡内(東部・富士五湖)を管轄する富士支所では、各地区に水稲のモデル圃場を設定し、田植から収穫までの生育調査を行っています。毎年データを蓄積し、何か異常があれば、いち早く組合員さんにお知らせして損害防止に役立てることが目的です。
この日は、上野原市の2筆が収穫期となったので、実測しました。実測は、その名のとおり「実際に測る」ことです。水稲共済の損害評価のときと同じ方法で行います。
まず、畝数をカウントしてどこの部分を刈るか決めます。職員は「乱数表」という表でスタート位置と、何畝間隔で刈るかを確認。1箇所10株を6箇所、全部で60株を刈り取ります。
次に、メジャーで株間と畝間を計ります。これにより、面積当たりの収穫量を計算で割り出します。
刈ったお米はその場で千歯にとおし、「もみ」の状態にします。この作業をしていると、ご高齢の農家さんは「そんな小さい千歯があるの!?」「なつかしいねえ」と見に来てくれたりします。機械のない昔は大変な作業だったんですね。
もみは、持ち帰って乾燥、脱穀して玄米重を計ります。
収穫量を計算したあとは、土壌診断と食味診断も行います。土壌診断は収穫後の圃場の土を採取して成分を調べます。これにより、来年に向けて、どの肥料をどれだけ施用するかの判断材料になります。
NOSAIでは水稲共済加入の圃場を対象に、土壌診断と食味診断も行っています。土壌診断の申し込みは11月末までですので、来年に施肥の参考に診断してみませんか。
詳しくは、お近くのNOSAI山梨にお問い合わせください。
中央支所
住所:山梨市小原東1333-1
TEL:0553-22-5056
南アルプス支所
住所:南アルプス市小笠原1339-1
TEL:055-282-0443
北部支所
住所:韮崎市藤井町駒井3206-1
TEL:0551-23-1111
富士支所
住所:都留市つる5丁目2-21
TEL:0554-45-6611