山梨県果樹園芸会すもも部の県内巡回研修が5月23日に開催され、NOSAI職員も参加しました。この研修は毎年5月に開催され、すもも部に所属する農家さんの圃場を回りながら、新たな栽培技術を学んだり、その年の結実状況などを確認したりします。
山梨県果樹試験場、関東農政局山梨県拠点、全農やまなしなど、県内農業関係者も出席しています。
果樹試験場の圃場を見た後、甲州市と山梨市、笛吹市、甲府市、南アルプス市内の9園地を回りました。
今年のスモモは、1月~2月にかけて気温が平年よりやや高く推移しました。その後、3月に入って平年より気温が大幅に高くなったため、開花は平年より7日~10日程度早くなりました。
満開以降の気候は、4月の気温が平年より大幅に高くなったことから、生育の進みはやや早くなっています。県内では全体的に結実は良好です。
気象庁の発表によると、6月は平年と同様に曇りや雨の日が多く、気温は高い確率が50%といわれています。
昨年は、一部地域・一部園地において、4月上旬の天候不順による結実不良や強風による傷果の発生といった被害が発生しましたが、今年は無事に収穫期を迎えられるよう願うばかりです。