稲作だより

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 稲作農家の皆さまへ、時季ごとの作業に役立つ情報をお届けする「稲作だより」を発行しています。農作業の参考にしてください。

 令和3年度に水稲・大豆で発生した病害虫の対策については、下記ページにまとめてありますのでご覧ください。↓

 令和3年度水稲・大豆に発生した病虫害の対策について|NOSAI山梨 (nosai-yamanashi.or.jp)

 水田の雑草防除についての情報はこちらをご覧ください。↓

 ・水田の雑草防除について (PDF) 

最新号

NOSAI稲作だより

第3号
2022.5

5月は気温が高く雨が多い予報

  • 4月28日発表の1ヶ月予報では、気温が高めで雨が多く、日射量は少ない確率が高い予報となっています。天候が変わりやすい予報となっていますが、田植は、風のない好天日に行いましょう。

代かきは均平に

  • 代かきは、湛水状態で土をねるため、施用した元肥を混合でき、水持ちを良くし、また田面の均平化によって田植えがしやすくなり、除草剤の効果もあがるほか、苗の活着も良くなります。大切な作業ですので均平化することを念頭に丁寧に行いましょう。
  • 水持ちの悪い水田では、ある程度丁寧に代かきする必要がありますが、一日当りの減水深は2センチくらいが望ましいので、代かきのやりすぎは水が停滞し稲の生育にもよくありません。
  • 代かきする時期は土質、土性によって違いますが、およそ田植えの2~6日前くらいが目安になります。代かき後の落水は田面を硬くし、田植えの精度を落としたり、除草剤の効果を低下させますので、田植えまでは湛水を保ちましょう。
代かきは水面に土の塊が3割程度見える水量で

田植えは好天日に

  • 天候が安定しない予報が出ていますが、低温や強風の日に田植えすると苗が植え痛みを起こして活着や初期成育の遅れにつながります。出来れば2~3日程度好天が見込める日に田植えをしましょう。
  • 植え付け深度は3cm程度とします。極端な深植えは初期の分げつを抑制し、浅植えも活着しなかったり、除草剤の薬害を受けやすいので避けてください。
  • 植え付け本数は4~5本/株、栽植密度は60株/坪を基本に、田植えが遅れる場合や用水の温度が低い圃場では株当りの植え付け本数をやや多めにしましょう。
  • 欠株は、苗の状態、田面の硬さ、ワラなどのゴミの多さが原因で発生します。多少の欠株は収量に影響ありませんが、連続1m以上の欠株が出た場合には20㎝に1株の割合で補植を行ってください。
  • 補植作業が終わった後も、余った苗を田内に放置する方が見られますが、いもち病の発生源になるので早めに処分してください。

田植え直後は水深5~6㎝の深水管理を

  • 活着期の水管理

 田植後の水管理は、植え痛みによる活着の遅れを防ぐため、田植え後1週間くらいは5~6㎝程度の深水管理にして稲体を保護し、新根の発生を促して活着を促進します。 

 

  • 分げつ期の水管理

 苗が活着すると分げつが始まるので2~3cm程度の浅水管理とし、日中止水・夜間注水の保温的水管理で地温・水温を上げて根の伸長と分げつの促進を図り、茎数の早期確保に努めましょう。

除草剤は適正に使用し、薬害に注意しましょう

田植え前後に効果的に除草剤を使用して、雑草を抑えましょう。

田植え前後に散布する除草剤としては、初期剤、初期一発剤、初・中期一発剤になります。

  • 効果的な除草剤の使い方

 水田除草剤は、田面に処理層を形成することで効果を発揮します。除草剤の効果を上げるポイントは、次の3点です。

①除草剤を圃場全体に広げるため、代かきを丁寧に行い凹凸をなくしましょう。また、ジャンボ剤や豆つぶ剤を使用する場合は、アオミドロやウキクサがあると除草成分がうまく拡散できず、薬害が発生することがあるので、アオミドロやウキクサは必ずモゲトンで駆除しましょう。

②均一な処理層を作るため、水口、水尻をしっかり止め、湛水状態で水深を粒剤・フロアブル剤は3~5㎝ジャンボ剤・豆つぶ剤は5~6㎝とし、7日間程度湛水状態を保ちましょう。

③処理層を壊さないため、7日間は落水、かけ流しは行わず(水深が低下した場合は、ゆっくりと入水)その間なるべく水田内に立ち入らないでください。

 水田の雑草防除については、NOSAI山梨の広報紙(2022春号No.24)とホームページに資料を掲載していますので、そちらも参考にしてください。


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