農業共済新聞の取材で河口湖へ行ってきました。
今回取材した「大石紬」は、富士河口湖町大石地区に江戸時代から伝わる伝統工芸で、養蚕から機織まですべての技術を継承する取り組みが行われています。
こちらが「大石紬伝統工芸館」。作業工程の展示や、機織機など実際の道具を見ることができます。入場無料です。
工芸館を運営する一般財団法人富士河口湖ふるさと振興財団では養蚕を行い、繭から糸を作り、染色し、布にするまでの全工程を伝承するために、大石紬手織組合の渡辺さんを講師に、ボランティアの堀内さんと奥脇さんが勉強中です。昔は、地区のお嫁さんの必須スキルだったとか。
大石紬の特徴は、経糸(たていと)を本繭で、緯糸(よこいと)を玉繭で織ること。本繭が正規品の繭、玉繭が変形したくず繭です。絹100%ですが、ザラザラとして厚い庶民の着物の生地だそうです。絹にもいろいろありますね。(頭の中には中島みゆきの「糸」が流れています♪)
緯糸→
全工程を1人で行うので、糸の太さから色、織り方などをすべて自分好みにできることが魅力だそうです。商品になる生地を織りあげるには5年ほど修行が必要だとか。
大石紬伝統工芸館では、大石紬をはじめとした絹製品の販売も行っています。
工芸館の職員さんのオススメは、絹100%の美顔パフです。大石地区の方がカギ編みで手作りしているそう。
せっかくなので、化粧水と一緒に購入。シルク効果期待して使ってみます!
今回取材した記事は、農業共済新聞2月2週号「関東版」に掲載されます。ぜひご覧ください。