農家の皆さまは、暑い中農作業に追われていることと思います。
収穫期を迎え、山間地では獣害の発生が心配されます。傾斜地に畑がある場合、土留めとしてコンクリートで囲っていることが多いと思いますが、コンクリートは電気をあまり通さないため、電気柵を設置しても淵に登った動物を感電させることが難しく、悩みの種でした。
山梨県総合農業技術センターでは、土留めコンクリートの淵部分へ3種類の塗料を順番に塗布することで電気柵の導電性を高め、効果を上げる研究を行っています。今回は農業共済新聞の取材で、総合農業技術センターの本田先生にお話を伺ってきました。
下地剤➝導電性を高める塗料➝劣化防止の防さび塗料の順で、コンクリートに塗布したところ、3年経過しても劣化は見られず、土よりも高い導電性が認められたそうです。
3種類の塗料はそれぞれネット通販等で購入することもできますが、電気柵の専門メーカー(株)末松電子製作所から、3種類の塗料がセットで商品化されています。
詳しい内容については、農業共済新聞7月2週号に記事が掲載されましたので、獣害対策でお悩みの農家さんは、ぜひ参考にしてみてください。