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水稲栽培講座を開催しました

 1月23日(火)、鈴木信男先生を講師に、富士吉田市民会館で「水稲栽培講座」を開催。令和4年度に引き続き2回目の開催ということで、富士吉田市で土壌診断を申し込まれた方の内、計17人が参加されました。

 講義は、土壌診断書の見方と土づくりをテーマに行いました。夜間でしたが、申込みされた全員にご参加いただきました。お疲れ様でした。

 鈴木先生は県庁を定年退職後、NOSAIで水稲共済の損害評価や損害防止にご尽力いただいています。広報紙「NOSAI」の技術情報や、HPに掲載している「稲作だより」も鈴木先生の執筆です。

 18時過ぎから受付開始し、その際に今年の土壌診断結果をお返し。

18時30分開会

富士支所の奥脇支所長より開会のあいさつ。

その他、NOSAIと鈴木先生の説明を簡単にしました。

講義開始!

事前に質問のあった除草剤やカメムシ対策、鳥害対策についても説明。

メモを取りながら、熱心に話を聞いている方もいました。

最後に食味診断について、診断結果をもとに富士支所の職員が説明。

 講座終了後に鈴木先生へ個別に相談する農家さんも

ポイント!

  • 過剰な栄養素がある場合は、その成分が入っている配合肥料ではなく、なるべく単肥を使う。
  • 不足な栄養素がある場合は、いつもの施肥にプラスして不足の単肥を施用。
  • PHや、石灰・苦土・加里のバランスも大事。→養分の拮抗作用
  • 保肥力の向上には堆肥が効果的!
  • 雑草防除は草種によって体系防除が必要。水田の排水対策や、中干し、秋耕などの耕種的防除も有効。

 NOSAIでは、水稲共済、果樹共済の加入圃場を対象に土壌診断を実施しています。土壌診断は収穫後に行うため、申し込みは8月から11月まで、結果は診断書ができ次第12月以降に順次お渡しします。ぜひ1度お試しください。