熊注意報
連日テレビ等で熊被害のニュースが放送されています。冬眠前に餌を求めて住宅地まで下りて来たり近年は冬眠が短い個体もいるそうです。
山梨県内でも令和7年6月に北杜市で、8月に身延町でツキノワグマによる人身被害が発生しています。
令和7年度ツキノワグマ出没マップ(山梨県HP)
農家の皆さんにおいては、収穫作業や果樹の剪定、肥培管理等、屋外での作業がメインとなります。安全確保の徹底や農作物被害防止に向けて、より一層の注意が必要です。
熊の被害を受けたブドウ園(ピオーネ)
熊の被害を受けたモモ(みさか白鳳)
熊の足跡
農作業や鳥獣対策を行う際は以下の点を注意しましょう。
- 熊出没等の情報収集を行いましょう。
- 農作業や侵入防止柵の設置・点検時等には、ラジオなどで音を出して熊に人の存在をアピールしましょう。
- 特に行動が活発になる早朝、夕方の農作業や侵入防止柵の設置・点検時は周囲に気をつけましょう。
- 出没する地域においては、できるだけ単独の作業は避けましょう。
- 防護のため熊撃退スプレー等の装備品を携帯しましょう。
- 農作業中に熊の足跡等の痕跡を見つけた場合は、速やかに市町村へ報告しましょう。
万が一熊と遭遇してしまったら…
- 熊を驚かさないよう、大声を出したり走って逃げたりしない。
- 熊に背を向けず落ち着いてゆっくりとその場から離れる。
熊との直接的な接触を事前に回避するとともに、ひとの生活環境に熊を近づけないことが重要です。熊を引き付けることのないよう周辺環境を確認してみましょう。