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令和7年度が始まりました。

2025年04月02日 その他の話題

 4月1日から令和7年度の業務が始まりました。NOSAI山梨でも辞令交付式を行い、樋口組合長より訓示をいただきました。

 昨年度を振り返ると、6月に四半世紀ぶりの食料農業農村基本法の改正がなされ、新たな基本計画が近々閣議決定される運びとなっています。

 本原案のなかで、農業保険について、まず自然災害への備えとしてその普及を図ることが明記されています。特に、我が国の食料供給のテーマの中で、供給能力の確保に関して以下の3点の記述がございます。

  1. 経営体の経営基盤の強化と合わせて、収入保険の加入推進を重点的に実施すること
  2. 損害評価員の高齢化や減少等が見込まれる中で、収穫共済が将来にわたって災害への備えとしての機能を発揮できるよう収入保険との関係を含めて制度を抜本的に検討すること
  3. 同じく中長期的な課題として、セーフティーネット全体のあり方について将来にわたって持続的に運営できるよう、類似制度の集約も含めて検討すること

 その他に家畜診療所関係では遠隔診療や獣医師の確保、NOSAI団体の運営についてはデジタル化を活用した効率的な事業運営も記述されています。

 さてNOSAI 山梨で最重要課題として取り組んでいる収入保険につきましては、制度スタートから7年が経過し、全国の加入数が10万経営体を超え、本県においても1673経営体を確保できました。

 令和7年度の引受目標はさらにハードルが上がっています。事業ごとに昨年の反省点を踏まえ、本所支所の連携を密にして、また地域の特性に合わせた綿密なスケジュールを策定し、目標が達成できるよう取り組んでまいります。

 どうぞ1年間よろしくお願いいたします。